海印寺（かいいんじ）

海印寺（かいいんじ）

海印寺（かいいんじ）は、長岡京市にあった寺院です。

一説にモウソウチクが初めて伝わった場所とも言われています。

9世紀始めに道雄によって創建されました。

かつては国家･皇室の庇護を受けて栄え、周辺の村々を海印寺領とした

時期もあったそうです。

10の支院を持ち、年分度者2名が定められ、定額寺に認定されていました。

平安時代後期には衰退し、鎌倉時代には再興が図られるなどしましたが、

応仁の乱で罹災してしまいました。

現在では、海印寺十院と呼ばれたうち寂照院のみが残っています。 

なお、当時の海印寺は、現在の奥海印寺、下海印寺の集落に

跨っていたと伝えられています。

モウソウチク竹林は、京都府登録文化財に指定されています。（2012年3月）

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