長岡京市の歴史 「鬼は外、福は内」
時は古墳時代のはじめころ
乙訓地域は当時の首長のお墓である古墳が数多く築かれました。長岡京市にある長法寺南原古墳(全長62mの前方後方墳)もそのような首長のお墓の一つです。
「わしが死んだら、丘の上に古墳を築いて葬ってくれ。埋める時は悪霊払いのために鏡や、なにか尖ったもの・・・そうじゃな、銅製の矢じりなどを入れるように。なぜかって?。鬼は外、福は内じゃ・・・。」
というやり取りはなかったと思いますが、1934年(昭和9年)の1回目の調査で古墳内部の竪穴式石室から鏡や銅製の矢じり(銅鏃)などが発見されました。長法寺南原古墳が築かれたのが、今から1600年ほど前のことでした。
1月30日(火曜日)から4月22日(日曜日)まで、図書館の1階で、長法寺南原古墳の銅製の矢じり(銅鏃)を展示します。2月3日(土曜日)は節分です。ぜひ、この機会を逃さず、鬼は外、福は内!