ハイキングコース
ハイキングコース(その2)乙訓寺(おとくにでら)コース
◆乙訓寺 → 大正寺(たいしょうじ)→ 長岡第三小学校 → 今里車塚古墳
→ 長岡京貴族の邸宅跡 → 新経尼の供養塔(しんきょうにのくようとう)
→ 角宮神社(すみのみやじんじゃ)→ 赤根神社 → 乙訓寺
◆全行程:3300m
◆所要時間:3時間
・牡丹(ぼたん)の寺乙訓寺
聖徳太子が開いたという。
延暦4年(783)に早良親王が幽閉され、弘仁2年(811)に 空海
(弘法大師)が 別当を務めた寺として有名で、乙訓随一の大寺院として栄えた。
中世の戦火で焼けた寺は、江戸時代の元禄8年(1695)に
5代将軍綱吉の母桂昌院の援助により再興された。
重要文化財の毘沙門天像がある。
・長岡京貴族の邸宅跡(長岡第十小学校内)
グランドの北東端から大規模な建物跡が発見された。
南北に庇の付く南北4間(13.8メートル)、東西7間(21メートル)と
推定される建物。
柱を埋めた穴の中には直径40センチの大きな柱が残っていた。
大臣クラスの邸宅または役所の中心的な建物と見られる。
・今里車塚古墳
5世紀前半、(古墳時代中期)に造られた全長約75メートルの前方後円墳で、
周囲に濠を巡らす。
市内では恵解山古墳に次ぐ大規模なもの。葺石でおおわれていた墳丘は
すでに削り取られている。
周濠の中から埴輪や土器のほかに「木製の埴輪」が出土し、全国的に注目された。
・角宮神社
乙訓坐火雷神社(おとくににいますほのいかづちのじんじゃ)ともいわれる。
祭神は火雷神で、祈雨に霊験ある神として広く知られる。
「山城国風土記」逸文の賀茂伝説によれば、この神は下賀茂神社に祭る玉依姫の
夫神、上賀茂神社に祭る別雷神の父神とされ、社格の高い神社であった。
かつては井ノ内宮山にあり、文明16年(1484)にこの地へ再興されたと
いう。
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